京丹波町の家

 昨日、今度合併して京丹波町となった隣町まで行って、売りに出している家を見てきた。
 まだネットには載ったばかりだが写真を見て瞬間、これは良い物件だなぁ!と思った。 兵庫県の多可町の家を次の仕事に決めたばかりだが、早まってしまったなぁ、と思った。

  http://www.inakabukken.com/search/search.cgi?tid=1&equal1=1596


 遠景の写真で見ると、背後に山を背負う高台にあって、スロープをかいて斜めに登っていくアプローチ、そのロケーションがなんともいえず素敵なのである。 それに田の字型の部屋取りから通路で離れに続くが、それぞれの位置を少しずらして採光、通風を良くしている造りがオフが新たに家を建てるならそのようにしようと考えていたのと同じ構造なのである。  難点があるとするなら、風呂トイレが外部にあることぐらいである。 そんな仕事は難しいことではない。 値段もそこそこだし、これはすぐにでも買い手が付くなぁ、と思うと居ても立ってもいれなくなって、問い合わせるとネットに乗せて一日だが、資料請求の問い合わせがオフも含めて三件も来ているという。 隣町だし車で走れば30分以内であるさっそく案内して欲しいと伝えて現地に行った。 物件を見るのはオフが一番乗りだった。
 心配していたアプローチは何とか軽四なら走れる広さがあった。 台所などは土間で、おくどさん(かまど)こそなかったが、流し台は昔のタイル張りの流し台である、そんなことはたいしたことはない。 写真では分からなかったが、この家は長い間人が住んでいなかった家なのである。 内部を歩いてみると分かるのだが、家が浮き上がっているように感じるのだ。 この家を修復する最大の難点を一言でいえば、思っている以上にお金が掛かるぞ、ということなのである。



 今日の仕事


 午前中少し残っていた床板のあまりで二列ばかり床を張る。 ちょうどダイニングとキッチンとの境目で根ガラミが根太より少し上に出ている箇所で中間に柱もあり結構手間取ってしまった。 半端な長さの材を五枚も繫ぎ合わせて一列にしたりして半分遊んでいたようなものだ。 まあそこの箇所は流し台の下になって隠れるのでそれでもよいことはよいのだが・・・。
 午後からは新たに建てました箇所のサッシ窓の下に外部はアスファルトシートを張り、内部はラスボードを張った。 玄関の天井裏で一度使って外したプラスターボードがあったが、このままだと廃棄するしかない。 廃棄するにも安くないお金が掛かるので、いったん張ったラスボードを外しラスボードの下に入れる。 内壁がそのぶん厚くなったがどうということはないだろう。
 壁仕事だが、まだ迷っている。 リビングは真壁といって柱を見せる和式の壁と、柱など一切を包んで隠してしまう洋間の大壁が半々に混在するのだが、一層のこと既存の大壁を取り外して全部真壁にした方がすっきりとすると思うのだが、それではまたまた工期が延びてしまう。 リビングには配電盤があるので電気の線の処理も真壁の場合結構面倒である。 もう二、三日あるのでその間考えよう。

 明日は現在の勝手口への通路、新たに便所になる箇所の両側にある窓を塞ごうと思う。
 勝手口への通路の片側は風呂、もう片側は倉庫なのだが、その両壁の部分にサッシ窓が入っている。 窓というのは通風と採光のために設けるモノなのだが、勝手口への両壁の窓はそのいずれの機能も果たしてない。 だいたい風呂の窓を開くとそこは勝手口への通路だったというのでは呆れてしまう。 倉庫も同じである、ちゃんと外部へ向けての窓はあるのに、さらにその横に勝手口へ向けてサッシ窓があるというのもなんともげせない造りなのである。 まして今度はそこが便所となるので両窓はまったく不要どころか邪魔である。