映画 「マカロニ・ウエスタン・800発の銃弾」

今日の仕事

 朝一番にリビングに使う梁の部材が届いた。 高さが8寸(24センチ)と7寸(21センチ)で幅は4寸(10・5センチ)長さが2メートルが二本と3メートルが一本。 共に檜で注文したが、濡れ濡れで鉋を掛けると水が滴り落ちそうな材である。 7寸の2メートルものは安いが、8寸の3メートルものは地松に比べるとかなり高かった。 木材の値段は不思議なところがある。
 今日使ったのは8寸の材で1メートルと2メートルに切リ分けて柱間の梁に使う。 これはどちらかといえば構造材としての梁ではなく、意匠的な意味合いで柱間を繫ぐのに使った。 下がり壁を外したのだが、その後に何かないと間が抜けたような感じになってしまうし、それなりの高さもいるのでこのような短いが大きな材となった。 基本的には柱には新たなホゾ穴を掘らないことにしているので、既存の穴を利用してはめ込む。 
 1メートルのものはまだしも2メートルの梁は一人で扱うにはかなり重くて、時間が経った今も腕が少しだるい。
 ホゾ穴も片方は真ん中に穴でも、もう片方は横から入れることしか出来ないがそのため斜めに浅い横穴にしたのだが、それに入る斜めのホゾを逆に造ってしまった。 どうしょうもない基本的なミスであるが、入れる段になるまでまったく気が付かなかった。  よりもよって大きい部材のミスなので一層悔しい。 最後は何とか誤魔化したが・・・情けないなぁ。
 明日は7寸の部材を使っての仕事になる。


 神戸で観た二本目の映画は 「マカロニ・ウエスタン・800発の銃弾」である。
 スペイン映画である。 スペイン映画は「トーク・トウ・ハー」などのペドロ・アルモドバル監督作品以外はあまり知らなかったのだが、この映画の監督はアレックス・デ・ラ・イグレシアという人で、この名前は覚えておこうと思う。
 かって映画が娯楽の王様として輝いていた時代にアメリカ映画といえば西部劇だった。  その西部劇がいったん廃れた後、西部劇が再登場して娯楽の王座についたのがマカロニ・ウエスタンであった。 しかし、そのマカロニウエスタンも遠い過去の映画になったが、その撮影現場でかってのウエスタンもののスタントマンをしていた男達がショーを演じていたのだ。
 どこまでもウエスタンを愛し、かたくなに過去の栄光への誇りを捨てないそんな男たちの物語である。
 ラテン系の細かいことにこだわらない大雑把なストーリィ展開だが、かえってその大雑把さが次々に繰り出されるしっちゃかめっちゃかさとして生かされていて十分楽しめた。

 オフの評価点 65点