映画 「ディア・ウェンディ」

 今回の神戸滞在では嫁さんのマンションでジッとしていないで、いろいろ出歩いた。
 出歩いたといっても映画と古民家物件の下調べであるが、映画は4日間の滞在で3本見たし、古民家も3軒見て廻った。
 まず古民家だが、嫁さんの友達の不動産屋の紹介の兵庫県加西市の物件は行ってみるともうすでにリフォームが始まっていた。 リフォームがしたくて物権を捜している訳だから、外からザット見ただけでここはパスした。 すぐ近所にネットに載っている江戸時代末期の古民家があったが、これも長い間ネットで紹介されている物件で、あまり期待していなかったが、その通りで引き付けられるような魅力はなかった。
 少し北に上がった多可郡多可町のつい最近載った物件を業者の案内で見学した。 この家は敷地が300坪もあるが値段は900万を切っている。 そのうちに百坪を越えるような裁縫工場の跡の広い倉庫があるだけでなく、家本体も古い割には傾きがなくしっかりした建物である。 リフォームしてみたいみたい魅力ある家だし、多分すぐにでも売れてしまうだろうと思える・・・買っておいて損はないだろうと思えるのだが・・・迷うところである。
 映画は「ディア・ウェンディ 」 「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 」 「ジャーヘッド 」の三本。
 その内「マカロニ・・・」は「タブロイド 」を見るつもりで出掛けたが、上映日を間違えていてやむなく振り替えてみた作品である。
 そうではあったが今回の3本は期待はずれの作品はなく、それぞれ面白かった。

最初に見た「ディア・ウェンディ」は例の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を撮ったラース・フォン・トリアー監督が脚本を書いたという作品である。
 アメリカの一地方の炭鉱町に住むどちらかと言えば落ちこぼれで引きこもりがちの若い男女が、ちょっとしたきっかけで銃を持ち、自分に自信を取り戻すことになる。 銃を持つことで自信を取り戻し、その銃を愛する平和主義者を自認する彼らであるが・・・しかし、銃は所詮人を殺す道具であることに変わりない・・・銃を持つ彼らの夢見た幸せの先にあったものは・・・

 オフの評価点 75点