年齢不詳

 今日も午前中近所の変なオジサンが来て、一昨日軽トラに積んだ廃材を捨てに行くのを手伝うと言う。
 特別寒かった今朝の沁みが日陰の道路に残っていそうだったが、オジサンは車を空にして、次ぎの廃材を積みたいのだろう思い出かけることにする。 今度は瑞穂町ではなく以前に一度行ったことがある舞鶴の処理センターへ向かう。 途中ホームセンターで少し必要なものを買っているともう11時を過ぎていたので、高速に乗る。 廃材を捨ててちょうどお昼で、二人でラーメン屋に立ち寄りラーメンと餃子を食う。 オジサンはどうも少し難しい漢字はは読めないようだ。 メニューを指で差して注文していた。
 帰りはリサイクル屋に立ち寄って1000円のチャブ台を買い国道27号で帰るが、途中オジサンが知っているという上杉という所から近道の入ったのだが、途中の坂が凍っていてタイヤがスリップして登れない。 四輪駆動を掛けてどうにか登りきったが、これが二輪駆動だったら引き返さなければならないところだった。
 運転しながらオジサンに年を聞くと今年の11月で50歳だと答える。 普通年を聞かれると相手の年も聞いたりするものだが、話はそこでポツリと切れる。 今日はどうしたものかオジサンは極端に口数が少なかった。 それにしてももう少し老けている気もしたし、若い気もしたし・・・この手の人は年齢が不肖なところがある。


 
 今日の仕事

 昨日作ったマグサの上の障子戸が入る高天井の鴨居とその横を走る梁との間に1尺(30センチ)ほどの短い天井を張る。
 配線の駄目仕事を片付ける。 その後いよいよPCの置いてあった部屋の壁と天井を撤去する準備に入る。まず部屋の中のものを、今寝室として使っている納戸の畳の部屋に移す。 それにしてもちょっとの間にモノがずいぶん増えてしまっている。
 まずダイニングとの壁の撤去をを始めるが、化粧ベニヤを剥がして行くとまたその下から化粧ベニヤが出てきて、さらにそれを剥がすとその下に以前の出入り口の後があり、いったい何度この家は改装しているのだろう・・・ そして柱が二本並んで出てきたのだが、一本は途中から下部がない! その代わりにとでもいうように間柱が二本立って上の横モノを受けている。 そんな手間を掛けるのだったら柱を継げば良かったのだ。
 どうせ壁下地をするなら細い胴ブチではなく少し太いものを入れて間に合わせようとしたのだろうか。 まったく理解しがたい仕事がしてある。 明日はまずこの折れて下部がない柱の下部に同様な材を当てて柱を継ぐ仕事から入る。 そうしないと壁下地の芯になったいる間柱を外せないからだ。 最後に昨日一度目の塗装をしたマグサなどに二度目の塗装をする。
 廃材を捨てて帰ってきてから、オジサンは外に出してあった廃材を石膏ボードを木材から剥がし、木材だけを軽トラに一杯に積んでシートを掛けてくれた。