水道管の破裂?

 立春が過ぎたというのに昨日に引き続き今日も寒い。 朝の5時ごろ外でザクザクというスコップを使う音がして目が覚めた。
 近所の変なオジサンがまだ暗いうちから道路の雪かきをしているのだ。 このオジサンはアル中で酒造会社をクビになって、現在は瓦屋の手元をしているオジサンで、今は冬で仕事がないので頼まれもしないのに毎日そこいらの近所中の雪かきをしている。 寅さんの映画に出てくる子分のガ次郎が少し老けたような感じかなぁ。
 夕方裏の水道管から水が吹き出ているのを近所の人が知らせてくれた。 この間凍って、その氷の膨張圧で管が緩んだのが原因だろう。
 明日設備屋に来てもらう手はずをしておいた。 そろそろ浄化槽や流しの配管の打ち合わせなどで声を掛けようと思っていた矢先だった。 


 今日の仕事

 電気の配線をする。
 電気の配線の仕事といえば、まずVAコードにナイフで縦に切り目を入れて外皮を剥きニッパーで切り取る。 次に中の白黒の線にナイフで横に切り目を入れてペンチで挟んで皮をむいて銅線をむき出しにして連結器具やコンセントやスイッチなどに繫ぐ。 ひたすらこの仕事の繰り返しなのである。
 昔はむき出した銅線をねじってつなぎ、絶縁のためビニールテープで巻くという仕事だったが、今はいろんな連結器具などがでている。
 オフが若い頃これからは電気や電子の時代だと言われ、工業高校の中でも電気科などに人気があってもてはやされていたが、末端での仕事は技術も何もあったものではなく、ただたんにこのように皮を剥いて線を繫ぐという単純作業を繰り返すだけの仕事なのである。
 先日は主にコンセントの取り付けをしたが、今日は電灯線の配線の仕事を何度も何度も梯子を上り下りしながら、天井裏で黙々と仕事をした。
 これは毎日のことだが、今日も鼻の中は煤で真っ黒になっていた。
 電灯の配線は今日で終わるかと思っていたが、明日もう一日かかりそうである。 
 まだスイッチの壁に埋め込みの仕事が残っているが、これは両側でオン、オフするようにしたい場合などは少しややこしいので最後に残してある。