ハマチ

 遅れ遅れになっていた上水道の使用者の変更届、不動産取得申告ならびに取得税の支払いなどに行って来た。
 水道の届けは市役所内かと思ったが、綾部市の水道局は別のところにあるのだそうだ。 市役所の受付の人が預かって渡しましょうといったん言ってくれたが、その人が念のためと水道局へ電話すると確認したいこともあるのでこちらへ持ってきてくださいという返事だった。 水道局は市役所から1キロほど離れているが、そこへ持って行くと女の事務員が名前のところを指でなぞって確認しただけで、そのまま受け取るだけだった。 おい、おい、何処に届け人の名前を書かない書類などを出すやつがいるんだ。
 次に京都府の出張事務所へ不動産収得税の申告書を持っていくと、税関係の受付は福知山の事務所でやっていますと言われた。
 一度経験しているんだ、今度は簡単に分かりましたと言わないぞ! と、今日ついでに取得税を払いたいと思っているが福知山ならいつ行けるか分からない、と答えた。 そこで受付の人が福知山の事務所へ電話して申告書を見て軽減対称でないと確認して、綾部の事務所がその場で書類もお金も受け取って良いとの返事で、あっさりことが終わった。
 そちらの都合に合わせなければならないような行政のための行政は、民営化でもして出直せ!とつい言いたくなるよ。
 
 

 家の元の持ち主の駐車場に現在車を無料で車を二台置かして貰っているので、お歳暮でもと思いスーパーに立ち寄ると、舞鶴港の定置網に入ったという天然モノの70センチ以上あるだろうハマチが2000円也で売っていた。 この大きさだとオフの田舎でもさすがにブリとは言わないが、ガンドウブリと呼んで、せいぜい60センチぐらいまでのフクラギとは区別して、今の時期なら安くても5000円は下らないだろう。
 嬉しくなって一人暮らしなのにまるごと一匹買って三枚におろしてもらってきた。
 まず片身の半分とカマは降り塩して塩焼き用、残りは大きさに切って味醂と醤油に漬けておいて後日の焼き魚用。 もう片身は皮を剥いで半分は刺身に切って味醂醤油漬け、もう半分は昆布絞めにして少し日持ちさせる。 夕食にその塩焼きとヅケを食べた。 養殖モノと違って程よい脂の乗りで、やはりこれはブリでもなく、フクラギでもないまさに天然モノのガンドウブリの味である。 当分はこの特大のハマチを連日食べることになりそうである。 ♪ヨロレイヒィ〜 ♪ヨロレイヒィ〜 ああ、しあわせ!


 今日の仕事

 今日、何度屋根裏へ昇り降りしただろうか・・・
 屋根裏へは玄関の天井に設けられている点検口に下から梯子を掛けて上り下りしている。 この点検口は梯子を掛けると、やや肥満気味のオフの身体が何とかすり抜けるほど狭い。
 最初、掃除機を持って上がって天井裏の煤やゴミを吸い込んでいたが、上が竹のスノコの上にムシロを敷いた状態だから、ちょっとつかえるだけでゴミがバラバラ落ちてくる状態である。 仕方なしにスノコの上にあがって、そこに積まれている萱や藁を奥の部屋の上へ移動することから始めることにした。 萱の中に白骨化した猫の死体が三、四体かかたまっている場所があった。 どうやらここいらの猫たちはこの天井裏のこの場所を死に場所にしていたみたいだ。
 
 萱や藁は縛ってある縄はもろくなっていてすぐ切れてバラバラになる。 長いのだけを移動したところで埃で息苦しくなり、降りてきて軽トラの冬タイヤを取り替えたり、先日塗り終わった外壁のマスキングテープを外したりした。 風が冷たく寒いが、こちらの仕事のほうがよほどましである。 漆喰はこの寒さで水分の蒸発が遅く、まだ少し軟らかい状態だったのが少し気になる。

 その後ダスト袋を持って上がり解けた萱などをとにかくそれに詰め込んで、口を縛っていくつか点検口から下へ落とす。しばらくしてその作業も嫌になって下へ降りる。 防塵マスクの表面が黒くなっていて鼻をかむと真っ黒なので、今日のところは仕事を終わりにして、新しい防塵マスクを買いがてら所用も済ますために街へ出ることにした。 JISマーク付きの防塵マスクは性能は良いのだろが、粉塵が詰まってすぐに息苦しくなる。 その点簡易型のものは安くて持ちが良いのだが、その分実は細かい粉塵を吸い込んでいるということなのだろう。 ヨーロッパ統一規格をうたっている製品があり、これがJISと簡易型との中間型なのだろうと思うが、先日来おもにこれを使っている。