雨漏り

 家に関して昨日また一つ問題が出てきた。
 というのは雪が降って分かったことだが、雪が降り積もると雨漏りがするということだ。
 この家はもともと茅葺の母屋と、その横にあった納屋を後からつないで一つの家にしたものである。 現在オフはその元納屋だっ部屋で寝ているのだが、そのつなぎ目のところ具体的には便所の上の横が雨漏りした。 普通の雨の日だと雨漏りしないのだが、雪が降るとそのつなぎ目の屋根に雪が積もり、すると水の流れが悪くなり雪が邪魔をして屋根上で小さなダムが出来てあふれた水が横のつなぎ目のところから雨漏りを始めるという訳だ。 このつなぎ目の箇所の小屋根は両側から母屋と納屋の庇が下がってぶつかっていて、それを受ける形でほとんど勾配がないくらい緩やかな屋根なのである。 素人仕事としてやれるのは少し見てくれが悪いが波トタンを買ってきて横にあてて、少ししかない隙間の上部に波トタンを伸ばし水漏れを防ぐことぐらいだろう。



 今日の仕事

 昨日塗った床に二度目の塗装をかけ、これで小さな床は仕上がりである。
 その後昨日洗った元下がり壁の竹小舞に塗装をかける。 飴色の感じを出すためレッドオークという塗料を塗ったが、少し赤色が薄い感じがする。
 天井裏に上がり穴の開いている箇所のだいたいの寸法を取る。 上下に垂木を取り付けてそれに内側から荒板を打ち付ける簡単な方法をとることにして、だいたいの大きさに切った垂木や荒板を持って上がる。 場所は母屋の南西角で、寄せ棟になっていて隅木と西側の垂木の間である。 穴が開いていたせいか、この箇所から電気のケーブルや有線のアンテナ線が何本か天井裏へ入ってきている。 穴を塞ぐぐらいと簡単に思っていたが、狭いので天井裏に仰向けに寝転がっての仕事はなにせ大変である。 汚いのでビニールシートを持ち上がりそれをひいての仕事であるが、まあ、こういうことでもなければ寝転がってノコギリを使ったりビスを打つという経験はなかなか出来るものではない。 お昼前に上がったのだが途中で降りてきたらすでに1時になっていた。 一時間半ほど寝転がって仕事をしていてそれでも半分ほどしか進んでいない。 上を向いて仕事をしていると手が疲れてくるしノコギリの粉が目に入るし、場所が場所だけに寸法を取ることもままならない、少し動けば飛び出している釘の頭で上着をカギ裂きにするなどなどで大変なのだ。 結局3時過ぎまで掛かって何とか穴を塞いだのだが、満足できる仕事から程遠いもので終わった。 寄せ棟の隅木周辺の仕事はどうあろうと厄介である。
 その後もう一箇所、これは内部と天井裏との穴で、というより昔の天井への出入り口だったところだろうが、そこを塞ぐ蓋らしきものを造る。 ここは四角ではなく変形しているが脚立に上がればちゃんと寸法が取れるので、まあまあ満足行く仕事が出来た。

 仕事が終わってから街へ出て、金物屋で業務用の掃除機の小型を買う、3万円也。 明日はそれを使って天井裏の掃除をはじめる。