政治家の資質

 最近は世のニュースはネットで見出しだけ見るだけで済ましている。
 テレビはもともと見ないし、ここにはもちろん置いてない。 新聞も取っていないしラシカセがあるが、ラジオを聞きながら仕事をしなくなった。
 昔、山の家を改装していた頃は終日ラジオをかけっぱなしにして仕事をしていたのだが、今はそれもどこかうっとうしい。
 ネットのニューズの中で以下のものがあった。


 http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005110901.html

 女性閣僚のバトルにはあまり興味はないが、この一件を読むにつけても小泉首相は次の首相候補一番手と言われている安部普三官房長などと比べると役者が違うなぁ、という感じをまざまざと感じる。 安部などはせいぜい政治家としては十両役者に過ぎないような気がする。 もし安部が何らかの問題で墓穴を掘れば小泉はニヤリと笑いたい顔を隠して、能面のような顔をしてあっさり彼を切るだろう。 
 その時オフはたまたま神戸の彼女の家にいてテレビを見ていたのだが、その小泉が先回の郵政法案が参議院で否決された前後、内心のしてやったりと言う笑い顔を隠し切れず思わずその顔の裏に笑いが滲み出ているのが何度か見て取れた。 何かの会合でも7人だったか、その人数が問題なんですよ、と興奮して政治的な場ではなかったので隠しようもなく湧き出る笑みをこぼしながら語っていた。 いつもは能面のような顔の男が、なんであんなに嬉しそうにしているのか当時分かっている人は少なかったような気がする。 そういう意味では小泉はまさに政治的な勘の鋭い男である。
 横須賀に住んでいたその小泉のおじいさんにあたる人だかはペリーが浦賀に来た時、攘夷か開国か、倒幕か佐幕か、などと世の中二分して騒いでいた時、その機に上手く乗じて大きな財を成した人らしい。

 そういえば今回の自民党の離党問題の一方の旗振り役をした綿貫氏という人はオフの田舎選出の代議士だが、その父親も禰宜(神主)だった。
 大正時代、庄川に小牧ダムという当時東洋一の規模のダムを作る計画が出てそれをめぐって地元を二分して争がおきた。
 推進派のスポンサーは浅野セメント、反対派のスポンサーは当時いかだ流しを本締めだった飛州材木という会社。
 綿貫の父親は地元の反対派のボスだったが、いよいよ両派実力で争うという段階になったその前に日の夜、反対派を集めて大宴会を催し、宴たけなわの最中綿貫の父親は流血の争いを避けるためやむなく計画承認を表明したと言われている。 反対を煽るだけ煽っておいて、最後の最後まで過激に反対しておいて、その反対派を抑える名目で影で浅野側から膨大な金を獲得したと言われている。 あくどいと言おうか、やり手と言おうか、ある意味で政治家の見本のような人である。 その息子は地元では親父以上の政治家と言われていたのだが・・・はたしてどうなのだろうか?
 

 今日の仕事

 下見板を外壁面に下から順に取り付けていく。
 厚さが4分(12ミリ)の板だが両縁にサネ加工してあり、つまり上下がきちっとはまるように加工されている。 機械で作るからこそ出来る細かい加工である。 扱いを慎重にしないとすぐ折れたり割れたりしてしまう。 木もよく乾いていて、中国産となっているがおそらく台湾産だろうが、とにかく軟らかい。
 これと同じ柳杉の一寸(3センチ)の厚さのムク材で一枚もののをリビングのフローリング材として先日の木工フェアーで注文しておいた。
 昔はフローリング材はオーク(樫)だとか桜だとか硬い材が主流だった。 これは欧米で硬い材をフローリングとして使っていた流れを日本も受け継いだわけだが、向こうは床の上に靴をはいて歩く訳だから、硬い材を床に使うのはいわば当然である。
 しかし日本の家庭内で、たとえ都会のマンションだろうと床の上を靴を履いたまま歩くことはまずない。 そこで最近日本では傷つきやすいが、クッション性があり足への当たりがやさしく、暖かい感触の軟らかい材もフォローリング材として見直されてきているのだ。  オフにとってそれよりも何よりも軟らかいフローリング材は今のところまだまだ安いのが魅力だ。
 
 その同じ柳杉だが、こちらは薄いフローリング材を外部の腰板に張って行った。 午後から天気が崩れ雨が降るといっていたので昼の休憩もほどほどにして張っていって、ちょうど予定の材を張り終わった二時前後から雨が降り出した。 雨樋がしてあるので軒の仕事では直接雨が掛かることはないが、やはりどこかうっとうしい。
 うっとうしいので3時に休憩中を取ったが、めずらしくウトウトと30分ほど眠ってしまった。
 その後押さえの化粧柱を大きさに切り、それに塗装をしておいた。 明日はその柱で腰板の押さえにする。 その後、上に笠木を取り付け、上手く行くかどうか分からないがトタンで水切りを作って笠木に乗せるつもりだが・・・