姫路市飾磨

 ガス、電気、電話など各会社と連絡を取りライフラインの切り替えや整備が終わる。
 昨夜雨が降っていたので、今日は朝から蒸し暑い。 だが、姫路は海辺の街である、夕方頃浜風が吹くと蒸し暑はサッと引いて過ごしやすくなった。

 
 姫路は東の市川と西の夢前川という両河川が海に注ぐ地に開けた城下町である。 オフの今居る辺りは飾磨(しかま)といって、昔の姫路市よりも南に位置していて、昔は飾磨郡といわれていたところだ。 数年前に直木賞を受賞した作家の車谷長吉はたしかこの飾磨の市川沿いの出身である。 車谷コーポというような名前の賃貸しの建物も近くにあるが、この辺にはこのような変わった名前の一族が住んでいるのだろう。 ここらは昔は漁師町であったろうが、昨日スーパーで話し合っている若い女の人のしゃべりを聴いたが、女の人でも内陸の加西市に比べると結構言葉が荒っぽい。
 そのスーパーで手長タコというのを買ってきた。 昼網と表示してあって当地では昼前に上げた網に入っていたということだが、つまり獲れ立ての新鮮な魚だ、ということを意味しているのだと思う。 たしかに吸盤が吸い付いてなかなか取れない。 たっぷりの塩でもんで、ヌメリと臭みを取り、熱湯で湯振りしてから冷水で身を締めてから刺身で食べた・・・なかなか美味じゃのう、であった。 残りの身は、明日の昼スパゲティの具にして使うつもりだ。


 この家は玄関を入ったところの土間がそのまま真直ぐ裏玄関まで続いている。 そしてその一直線の土間の左側が田の字型の畳敷きの和室でここへは二段上がる。 反対側の右側の奥に台所があるが、ここも土間で当然だが流し台は土間に据え置きである。 その台所の一角に三畳ほどの床が設けてあり、昔は狭いここへ上がって家族が食事をしていたのだろう。 台所の前も土間で、ここにはその昔牛か馬が飼われていたのかも知れない・・・そうでないなら雨に日などに作業をする場であったのだろう。 和室の天井は長方形に製材した梁の上に幅広の厚板が張られていて、これが一階の天井であり、同時に二階の床であつが、二階はアマと呼ばれる物置で、人が住む部屋としては使われていなかっただろうと思う。


 今日の仕事


 姫路の家のモノを廃棄に行く。 どうやら家の内部にあったモノは明日出せば終わりそうである。 組んだ単管に垂木を取り付ける。