車の故障

 ようやく今日田舎から帰って来た。 本来なら一昨日帰るつもりだったが、途中で車が故障してしまった。 
 オフの愛車はワーゲンのセダンで会社時代を含めてもう13年乗っていて、走行距離も14万キロを越えている。 これまで故障らしい故障もなく順調に走っていたので、少なくとも20年もしくは20万キロは乗るつもりでいたのだが、今回走行中電動ファンベルトが切れてしまったのだ。 一昔前の車だと、修理屋まで道路脇をソロソロと超鈍速で走らねばならないところだったが、サブのファンベルトが付いていてそのおかげで修理工場まで普通に走って行けた。 
 それでも高速に乗る前の一般道路での事故だったのがまだしも不幸中の幸いだったと思っている。 昔の車だとファンベルトは時々切れたので簡単に取替えがきいたが、今の車はラジェター部分をそんぐり外さないと付け替えができないようだ。 また昔のように代用品のベルトではなくて専用の純正ベルトでないとダメなのである。 車はディラーに持ち込んだ訳ではないので、そのベルトを取寄せになって二日間余分な滞在となった。 代車を借りて山の家まで戻り、一昨日と昨日は薪ストーブの前にソファーを運んで、終日本を読んで過ごした。 たしかに一日中本を読んでいたのだが、半分以上の時間はウトウトとうたた寝をしていた。 これだけ眠ると、夜はきっと眠れないだろうと思って覚悟していたが、酒を飲んらそのまま朝までグッスリ寝ていた。 自分でも信じられないが、やはり身体にそれだけの疲れが溜まっていたのだろうなぁと思う。 それにしてもオマケの休養が出来て良かったなぁと思っている。 お陰で今日は高速を含めて6時間以上走って疲れたが、途中で眠くなるということはなかった。 北陸道敦賀の手前の武生インターからチェーン規制が掛かっていたが、田舎で冬用タイヤに履き替えていたので事なきを得たが、冬場の高速は出来るなら走りたくないものである。
 

 田舎の山の家でも終日しぐれてはいたが、まだ雪が降っていなかった。 山の家でのオフの楽しみの一つは風呂を沸かして入ることである。 山の家の風呂は五右衛門風呂で、下部にカマドを作ってあり、そこで薪を燃やして湯を沸かす。 コツは釜に半分ほどの水を張って沸かし、そこへ水を差して丁度にして入るのだ。 その時はカマドの空気口を塞いでいるが、まだまだ中には薪が蒸し焼きの状態で燃えているので、ジワジワと下から熱くなったお湯が上がってくる。 熱くなると再び水を差して程よい加減にして入るのだが、それでもまたジワジワと下部から熱い湯が上がってくる。 これがあるために身体が芯から温まって、朝まで湯冷めしないでポカポカしているのである。