売り出し

  今日は暦の上では大暑である。 まだ気象庁の発表はないがほとんど梅雨も上がった感じだ。 いよいよ今日からこの家の売出しを始めた。
 西脇市、多可町、加西市の不動産屋に電話を入れて仲介をお願いした。
 綾部の家はさておいて、とにかくこの八千代の家が売れないことには、オフとしても次の動きが取れない。  気持ちとしてはこの家が売れて次の物件が決まれば、そちらへすぐにでも移動して次のリフォームに掛かりたいと思っている。


 朝、西脇市の不動産屋に電話を入れる。 すぐにその業者が来る。
 一応ザット見てまわった後、いくらで売りますか、と訊くので、値段を言ったがその途端に、その値段ならウチは買えません、と言う。
 エッ?となる。 こちらは買って欲しいのではなく、売って欲しいのだ、と言うと、あぁ、そうですか仲介ですねぇ、となって、その値段なら、やりましょう、ただし仲介料は貰いますよ、となる。 そりゃそうだろう・・・・いつ売れるか分からないような不動産などというのは、不動産屋が買う場合、実際の売却価格の半値ぐらいで買わないと合わない、と前に同級生の不動産屋が話していたのを訊いたことがある。
 この業者は一方ではデベロッパーでもあり、お盆前に大規模な造成地の販売を始めるが、その際にここも広告に載せると言っている。 八月一杯には西脇市の他の業者には話を掛けないという条件を出してきた。 もとよりそのつもりである。
 さっそくその後しばらくしてその業者の紹介だったが見学者が来た。 お年寄りとその息子にしては少し年かなぁ、という感じだったが、どうも若い方は不動産業者らしい様子。 あまり質問もなく黙々と境界や家の周りを見て歩いていたと思ったら、しばらくして検討しますと帰っていった。

 多可町と加西市の業者も電話帳でピックアップしてそれぞれ電話をする。 すぐに多可町の業者が来たが、さすがに地元である、ここの家が以前競売に出ていたことを知っていたし、大阪の業者がこれを落札してその後売りに出していたことも知っていた。
 この業者はブローカーという感じで値段を訊いて、高くもなく、安くもない、まあ妥当なところでしょうかねぇ、などと人ごとのように言っていたが、売る気があるのだろうか・・・どこか心もとない。


 最後に加西市の業者が来て家を丹念に見た後少し話し合うが、こちらは、値段的には工務店がリフォームした値よりは1〜2割は安いなぁ、という話である。 でも、こんな話はその時、たまたまこれを欲しいと思う買い手がいるかいないかで決まるもので、高くても売れると思えば、安くても売れないこともあります。 これは長年不動産屋をしていると思うものですが・・・と言うのであるが、こちらはそんなふうに言われてもなぁ・・・である。


 今日の仕事


 玄関横の窓に格子を取り付ける。 昨日材を大きさに切っておいたのでそれを組み立てて取り付ける。 窓の上部のマグサが真ん中が膨らんで湾曲していたので、格子枠もそれに合わせるように削り取ったりした。 昨年末買った曲面カンナが手元にあるのでこのような作業は極めて楽チンである。 最後に塗装を済ませて格子をはめ込んで、めでたく終了となる。