雨降りの夏至

 夏至であるが、朝から雨が降っているので部屋の中が少し薄暗い。 最近は少し暗いと極端に視力が落ちてしまう。 仕方なしに投光機を点けての仕事となるのだが、この時期にわざわざ暖房をしながら仕事をしているようなものである。


 寝室にクローゼットの扉を取り付ける。 寝室の押入れを半分仕切りを逆にして向こう側の部屋の押入れにした。 その替わりにたった半間(90センチ)ほどの間口だがクローゼットを造った。 既製の扉を買ってきてそれを取り付けた。 既製品だから、間口を製品に合わせなければならない。 
 上部と横を15センチほどずつ材を入れて狭くして既製の枠をいれて横にスライドする式の扉を取り付けた。 最後に取っ手を付けたのだが、スライド式だから真ん中よりに付けるべきところを、引き戸のように横に取り付けてしまった。 まあ、これでも開かないことはないが少し力がいることになった。
 和室の裏の縁側とサニタリー前の通路との間に、舞良桟の開き戸を付ける。 ここにはどうしても仕切り戸が必要な箇所ではないが、せっかく良い開き戸があるので、それをここに取り付けた。 ここも間口が三センチほど広いので半柱を入れて間口を狭める仕事をした。
 玄関から廊下に上がった右側に行けばリビングであるが、そこの箇所にもドアを取り付けた。 この箇所はほんの少しドアの方が大きいので、逆に兆番を柱に食い込ませるという調整をした。


 とうとう週末になったが、どうやらここへ来て最後が見えてきた。 この後やるべきことがかなり少なくなった、ベランダのまわりに植木を植栽するのと、雨樋の取り付け、フローリングの塗装、あとは柱のヌキ穴やその他の隙間を塞いだりするダメ直し仕事である。 なんとかギリギリ今月内で終了出来そうであるが、その後、家全部の掃除がある。 これが一番苦手な仕事で、一週間から十日ほど掛かりそうである。 どうやら梅雨が明けて夏を迎えてめでたく完成ということになりそうである。


 髪の毛がずいぶん伸びてしまった。 考えてみるとこの家の改装を昨年の11月に始めてから一度も髪を切っていない。 もう後ろで束ねてポニーティルにも出来るくらい伸びている。 昔は髪を後ろで縛っていたこともあったが、髪を洗うのがたいへんで切ってしまった。 その頃、インデアンのように後ろ両横で三つ編みをしたことがあった。 若い女の子には、キャー!可愛い、などと言われたりしたが、さすがに恥ずかしくて一日だけでやめてしまったことがあった。
 

 今日の仕事


 寝室にクローゼットの扉を取り付ける。 廊下に開き戸とドアをそれぞれ取り付ける。