ああ・・・80センチ

配管屋が集金を兼ねて残りの仕事を済ませに来る。 設備機器、配管仕事、床暖房のボイラーやパネルにその取り付けを合わせると200万は掛かったことになる。


 予定では外部の植木の植栽をするつもりだったが、レンジフードの取る付ることにした。
 以前の壁付きの換気扇の四角い穴を利用してダクトを横へ振って外へ排気するのだが、なにせ天井が低い。
 そのためキッチンの床を16センチ下げたのでレンジフード型の換気扇を取り付けてガスコンロから80センチは確保できると思っていた。
 ところがガス台にガスコンロを乗せないでレンジフードまでの高さが80センチしかない。 消防法ではガスコンロと換気扇の間を最低でも80センチは確保しなければならないとあるのだ。 ちょうどガスコンロの高さの分が違法となる。 レンジの上の天井にダクトを抜くのならそれでもよかったのだが、天井裏などないから、ダクトを横に振って壁面から外へ出すしかない。 つまりダクトの直径15センチが天井とレンジフードとの間に来ることをすっかり忘れていたのだ。
 ガスコンロはグリル付きのもので低いもので20センチはある。 とりあえずガス台の下の嵩上げの台輪を取り払って6センチ下がる。 ダクトをムリヤリ楕円形に変形させて5センチほどレンジの位置を上げた。 あと10センチだが、これはどうしようもない。 ネットで調べてみるとグリル無しのガスコンロなら高さが10センチ弱のものがあり、何とか80センチをクリアーできる。 どうやらここの台所を使う人にはお願いしてグリルなしのガスコンロを使ってもらうしかないようだ。
 クロワッサンという中年女性向けの雑誌があるが、その雑誌がたしか以前、ガスコンロはグリル無しの方が断然良い、というキャンペーンをしていたと思う。 そんなことを知っている人にこのキッチンを使ってほしいものだ。


  今日の仕事


 キッチンにレンジフードを取り付ける。