買物

 今日15日で六月も半分が過ぎたことになる。  今年の正月開けは、納豆がスーパーの店頭からなくなってオフは大騒ぎしていた。 そして気が付くと今が六月で、もうすぐ夏至である。 まさに光陰矢のごとし・・・なのである。  この八千代の家の完成予定まで残り半月である。


 仕事が一段落したので、お昼前に姫路のホームセンターへ必要な者を買いに行く。
 一昔前まではホームセンターはオフのワンダーランドで、細々としたものを一つ一つ見て歩くのが楽しみだった。  商品一つ一つを見て、これはそのものの本来の利用法でない使い方が出来るのではないか・・・などと考えながら見て歩くのが好きだった。
 今はそんなことにもすっかり飽きてしまい、材料が足りなくなってやむ得なく買いに出かけるだけである。 ホームセンターへ行くくらいなら仕事をしているほうがよほど楽しい。
 ホームセンターではベランダのまわりに低い柵をする、と言うか同時に腰掛にもなるようなものを作る材、目隠しフェンスの材、ダイニングのフック式の照明器具を取る付けるレール、ダイニングの棚の下に地袋の引き戸を作る材・・・などを買って来た。 お金を二万円ほどしか持っていかなかったのでギリギリ必要なモノだけに絞って買った。
 姫路の裁判所へ競売物件の資料を閲覧するために立ち寄る。 今日は珍しく閲覧室はガラガラで閲覧者は二人いるだけであった。 ところがその内の一人の人が資料を手元に五冊積んでいる。 それぞれの物件に関して資料は一冊しかないのである。 オフの見たい資料はその人が占有している五冊の中にあるのか、棚にはなかった。 もう一人の女の人が資料を棚に返したが、それはオフの見たい資料ではなかった。 しばらくボンヤリしていたが、そこにある資料の中の一冊を見せてもらえないか、と言った。 
 その人は、これはワシがこれから見ようと思って出してきた資料や、と拒絶するように強く言う。 仕方なしにそのまま黙っていたが、しばらくしてさすがに気が引けたのか、この中にあるのか、と言う。 サッと見ると当然だがその中にあった。 まあ先に見て良いわ、とまるで自分の占有物のような言い方をする。 この手の人はどこにでも居る。 ザット目を通してその人に返して閲覧室を後にした。

 姫路まで往復で二時間あまりだが、とにかく車の運転は仕事をしているより疲れる。 帰ってきてソファーに横になった途端30分ほど眠ってしまった


 今日の仕事


 リビングに照明器具を取る付ける。 リビングは変則的に廊下を挟んで離れのリビングとつながっているが、本来の形では七畳半のやや細長い部屋である。 だが天井面の真ん中にH鋼の梁が入って天井面では部屋が区切られている。 そこで照明器具もそれぞれに取り付けることになる。 
 片側は丸型のシーリングライト、もう片側は40Wの横長蛍光灯となった。
 蛍光灯を取り付けた梁などの接着剤を剥がした跡がガサガサになっているので、材を作ってあてて隠す。