課題

 配管屋から一度様子見を兼ねて今週末に仕事に行きます、と連絡が入る。 そうそう、配管仕事ををする前に壁などの下地を先にしてしまうと仕事上の動きが悪くなる。 それではと言うことでサニタリーの天井を張る仕事を優先させることにした。 するとその前に電灯やコンセントなどの配線を終わらせておかねばならない。 と言うことで今日は配線仕事をする。 狭いところだがトイレ、風呂、洗面台、洗濯機、通路などなどそれぞれにコンセント、電灯とそれのスイッチなどがあるので配線は意外と多く、狭い天井裏は線でワヤワヤになってしまった。


 昨日の夜半一本の柱のことが気になりだした眠れなくなった。 というのはその柱は最終案では外す予定ではなかったのだが、まわりの壁面がなくなってみると結構邪魔になる位置であることがはっきりしてきた。 この家は玄関から真直ぐの廊下南北に伸びて一番奥の二つの部屋の入り口にぶち当たる。 また和室奥の北側の廊下のラインがダイニングを通ってキッチンの勝手口へ東西に伸びる。 ちょうどその二つのラインが交差するところに立つ柱である。 またその位置は二階から階段を下りたところでもある。 そのいわば家のヘソみたいな位置に柱が一本立っている訳だ。
 その柱は和室の裏側の丸桁を途中で支えている柱で、これだけなら何と言うことないが同時にダイニングの棟の桁の端っこを受けている。 ということはその棟の隅木の根元も受けているので、言ってみれば大事な柱だ。 これを外すのは無理だと見ていた。 だがどうも邪魔な柱である上に、以前は廊下が交差する位置なのでドアが二枚交差するところでもあった。 その時の仕事で片面四分の一ほど削り取られている。 何でこんなバカなことをしたのか分からないが、考えられるのはサイズ間違いでドアが作られてそのために柱を削り取ったのだろうか???
 一つの代替案として、丸柱に取り替えれば片手をそこに掛けてくるりと回ることも出来る・・・というアイディアが浮かんだ。 これはなかなか良いアイディアだと思ったが、壁部分を撤去したので上部に何か仕切りを入れないとおかしなものになる。 そのために意匠で横材を入れるなら本格的に梁を入れるのが本道だ、と思いなおす。 だったら梁を両側から十字に入れて交差させて柱を抜くのがより仕事として素直で自然である。
 いろいろ考えるが、結論が出ない。 なぜならここの柱を一人で簡単に抜けないからである。 今夜は神戸へ行くが、この問題は向うでしばらく考える課題にした。
 

 今日の仕事


 サニタリーの天井を張る前に配線仕事をする。 その後和室の電灯線の配線も済ます。