脚立が届く

 ネットで注文を出していたドイツ製の脚立が届いた。 見たとたんウワ〜ッ大きいと声が出た。 いわゆるハの字型の脚立ではなくて、最上部の上にアームが伸びている入の字型の脚立なので、閉じた状態だと2・1メートル以上ある。 開くと最上段の高さが1・3メートルある。 これだけの高さは日本の家屋内では使う必要ないので、日本製ではこのクラスのものがないのだなぁと納得する。 しかし、オフのように古民家でおもに仕事をする場合屋内でもこの高さは必要だし、踏み板が6段あって微妙な高さの位置調整が取れるからこの手の脚立は便利である。 日本製よりかなりガッチリと作られているし、踏み板も幅が広いわりにはさほど重く感じない。 アームの最上部に樹脂製のボックス棚があって電動ドライバーなど差せる穴があいていたりして便利である。 さっそく柱を立てる仕事で使ってみたが、使い心地はきわめてよい。 これはお気に入りの道具の一つになることは間違いないだろう。


 サニタリー部分はまず入って横向きのトイレがあって、その向かいに洗面台、洗濯機、脱衣籠などを並べ、真ん中は風呂のドアへ向かう通路である。 それだけのスペースをとるのに少し全体に余裕を持たすと最低でも一坪半弱のスペースがいる。 その半弱の部分をダイニングにせり出すための柱を二本立てる。 しかし上部に受けがいるので結局三尺出た位置に立てざるを得ない。 二尺は洗面台などを置くサニタリー側、残り一尺はダイニング側という位置に仕切りを入れることにして、ダイニング側は浅いがモノが置ける棚にするつもりである。 しかし、たかが三尺と思っていたが、キッチンをアイランド式にすることもあって、ダイニングが結構狭まってしまうことになってしまった。
 

 この家は昔の農家式の家で、二階建ての家としては低いほうなので、一階も二階も床から天井までの高さが低い。 かろうじてダイニングと二階のリビングは屋根まで天井を上げたが、その他のところはさわりようがない。 そこで頭を悩ませるのは照明器具である。 好きなペンダント式やブラケット式の照明器具は取り付けたくても無理があるし、天井裏がないのでダウンライトも懐がなくて取り付かない。 結局天井取り付けのシーリング灯に頼ることになってしまう。 シーリング灯ではどうしても単調になってしまう。 いろいろ工夫して変化を出すようにして、ようやく昨夜全部の照明器具の選定を終えた。 設備機器では、後はキッチンのシンクを決めればよいだけとなった。


 今日の仕事


 ダイニングにそのための二本の柱を立てた。床を四角く切って大引きに柱の下部を立て、上部は天井に出てきた梁まで約3メートルの柱となる。  
 柱は下部から2メートルほどのところに横材を入れて四方の枠をする。 もちろん両側は壁で仕切るのでヌキを入れて壁下地をする・・・今日はそのための下仕事をした。