秋の味覚

 すっかり秋めいてきた。 現在の綾部の家には南側に小さな庭があるのだが、そこに彼岸花の花茎が伸び始めている。 秋彼岸には間に合わないだろうが、もうじき真っ赤な花を付けるのももうすぐだろう。 昨日町のスーザーへ買い物に出かけたが、そこで秋からの魚、鯖、カマス、ハタハタ、牡蠣などを買ってきた。 鯖は半身は昨日塩焼き、今日は半身を大根と煮た。 カマス、ハタハタは腹を出して振り塩して冷蔵庫で干物にして、毎朝焼いて食べることになる。 夏が去り行き何処となくもの悲しくなるセプテンバーも後半であるが、Rの付く月がシーズンだと言われる牡蠣は能登産の牡蠣で、今日パン粉をまぶしてフライにして食べた。 牡蠣やワカメなど全国的に産地はあるが、オフはこれらの海産物は産地が北であればあるだけ美味しいと思う。 となると行き着くのは宮城県仙台湾ものが手に入る範囲では贔屓スジの産地となる。


 そろそろ主な仕事は終了することになる。 細かい仕事は幾つか残っているがとりあえず後片付けを済まして、不動産屋に声を掛ける頃になった。 
 地元よりも、古民家情報を流している不動産屋の中から三、四軒選んでに声を掛けてみようと思っている。 売り値段もこちらが指値するより不動産屋の意見で決めるつもりである。 その前に一度嫁さんのところへ顔を出しておかないと・・・少なくとも月に二度はそちらへ行くよ、と言ってあるのだが、今月はまだ一度も訊ねていない。 明日で外仕事が一段落するだろうから、途中の篠山のホームセンターで買い物もあるし、夕方にも須磨へ行こうと思っている。
   

 今日の仕事


 昨日買ってきたL字金物を階段の踏み板に裏からビス止めして固定していく。 一番下の踏み板だけは下からビス止めできないので表からビスを打つ。 二階は上がると床が右側に傾いているのだが、思わず足をとられて二、三歩あるいてしまう。 心持だが直線上がりとなる四段目から踏み板を右側傾きにしておいたが、その程度では効果はなかったようだ。 その他ちょっとした手直しをして階段仕事は午前中で完了だが、側板を三寸五分角の大引き材を使って少し切り込みも入れたので、不細工だが安心のため一番下に何か支えを入れようかまだ少し迷っている。

 午後からは昨日に引き続き土蔵の周りにブロックで囲む仕事。 昨日ブロックを並べ下にモルタルをしたので今日はもう硬く固まっている。
 今日は土蔵の土壁との間の隙間に生コンを流し込む作業となる。 ミキサーに砂と砂利とセメントを入れて回したが、砂利がミキサーの羽根にかんですぐ止まってしまう。 スイッチを切って羽根を手で逆戻しして、かんだ砂利を外しまたスイッチを入れるがすぐまた羽根に砂利がかむ。
 ちょうど砂利が羽根とミキサーの壁の間にかみやすい大きさだからだ。 これでは何度やっても同じなので諦めて取り出し口から出して、左官の舟に入れてクワを使って捏ねて練る羽目になってしまった。 これでは何のためのミキサーか分からない。
 そこで次からはセメントと砂でまずモルタル状態を作ってそれを左官の舟にあけそこへ砂利も入れて練ることにした。 全部入れて練るより少しは楽だが今日のようにセメントを100キロ以上捏ねる場合はそこへ砂利と砂が入るのだから大変である。 おかげで今日は昨日以上に疲れ果てて、終わった時は動くのも億劫ですぐさまソファーで小一時間ほど眠った。
 今日で全部流し込んだかというとまだ残っているし、ブロックの穴にも入れて詰めておかねばそこに雨水が貯まってしまう。 残りは明日の仕事である。