水が噴き出す

 床張りが終わればその次は壁仕事にはいる。 ダイニングとリビングには前の大壁が残してある。 クロス張りしてあったこの壁面を残して利用しようと考えているからであるが、天井を以前のものより高くしたので、以前の天井面より上は大壁の下のさらに以前の煤に汚れて真っ黒になっている土壁や壁などなくて下地そのものが見えている箇所やらいろいろである。
 壁面に関しては漠然と大壁と真壁の混在にしようかなぁ、程度の考えで留めていたが、床仕事も終わりが見えてきた今そろそろ考えなければならない時期にきている。
 今日ぼんやりと壁を見ていて、大壁と真壁の混在と簡単にいっても、いざやってみるとその取り合いが大変な仕事になるなぁという感想を持った。
 それに仕上がりは大壁の部分はクロス張りにして、真壁の部分は漆喰か珪藻土の塗り壁にするのが妥当なのだろうが、オフはクロス張りが苦手である、と言うかなかなか綺麗に張る自信がない。 そこで真壁を塗るついでに大壁部分も塗り壁にしようかなどと現在ばんやり思っている。

 ともあれ、今日嫁さんのところへ行ってくる。 考えるのはその後帰ってきてからだ。


 今日の仕事


 昨日やり残していた床板の端を切る作業からはじめた。 その後かなり丁寧に作業台の周りを掃除して、サッシ窓の取り付け直しをする。
 取り付けた後で電話回線の引き込みを忘れていたのに気が付いた。 細い穴でも開けて通そうとしたが、コネクターが着いているので諦めてもう一度サッシ枠を外して隅から線を通し付け直す。 そうこうしていると週末まで忙しくて来れないと言っていた配管屋が少し暇が出来たので来たという。
 さっそくキッチンの床への配管に水を通して耐圧テストをしてもらう。 仕事していて何かおかしな音がするなぁ、と思って見るとフレキのパイプのつなぎ目から水が噴き出している。 ああっ!これでこの配管はもう一度やり直しか、と思ったが、配管屋がとんで来てその箇所を見て、たんなるカシメ忘れですよ、と言ってくれた。 
 配管屋がその箇所のカシメをしながら、こんな狭い箇所のカシメは大変だったでしょう、と言ってくれた。 そうなんだ、たしかに言われてみると大変だったのだが、初めての作業だったし、こんなものなのだと思っていたので大変もなにも分からないままやっていたわけである。
 その後の耐圧テストは無事クリアーで、これでこの後すべての床面を張ることが出来る。 さっそく仮留めしておいた床板の本留めをする。
 これでおおよそ半分ほどの床を張ったことになるが、仕事を始める前に買ってきたスリムビスの箱にビス560本入っていたのが、残りもう少しかない。