綾部で

 綾部に越した来たのが8日だったから今日で13日経ったことになる。
 さっそく翌日の9日から古民家の改装に入っている。
 しかしこの間の最大の出来事はわが友マロ君が亡くなったことである。
 亡くなったのは16日の朝だった。玄関先で長々と横たわり身体は冷たく硬くなっていた。 その間食べ物をあまり口にしていなかったので、最後は身体が痩せてガリガリだった。 朝から暑い日だったので、午前中のうちに綾部市の清掃センターへ遺体を運んで荼毘に付してもらった。
 事実上その日を待っていた状態だったので悲しみより、嗚呼ようやくみまかったかというホッとした気分が強かった。 今でも時々マロ君の視線のようなものを感じる時がある。